かなしみ

とてもお世話になった人が亡くなった。

いつも明るくて適当で、お客さんにもIさん適当だからなー(笑
って言われてて、でもいつも一生懸命で、お客さんに好かれてて、売り上げも半端じゃなくて
真剣に駄目出しもしてくれて

電話すると、「○○君、ぅあっすー、ぅっすー」(お疲れさまです×2)
「またサイゼリヤで一杯やりましょう」
っていつも
明るかったのに

異動になって半年で鬱で自殺してしまった

もう半年経つけど未だにわからない

ない

今年で36だ あとどれくらいで死んじゃうのかな 死んだらムラムラもできないのかな チラリズムで一喜一憂できないのかな 生きてる物たちは みんなそれぞれの一喜一憂するのかな 人も猫も魚も草も木もミジンコもオケラも それなりに一喜一憂するのかな 単細胞だって反射的に一喜一憂するのかな するよねじゃないとこんな地球になってないよ とすれば死んだら一喜一憂できないのかな なんとなく

ない

イヤホンをなくした 家にあったしょぼいイヤホンで急場をしのぐ ラップにくるまれたような音がする 最悪だ これを製品にした人たちの神経を疑う まぁきっとそういう人たちも生きるためで 女子供の後ろでヴァイオリン弾く人みたいなもんだ くだらない でも負けないほどおれはくだらない 愛想笑いでうんこみたいな生き方してるおれのほうがきっとうんこだな だからきっとうんこが毎日たくさん出るんだ うんこ製造機の王に君臨している 

ない

もう死のうって思った時の気持ち どうにかしてあげたかった どうにかしてあげよう って思う間もなく なにも出来ない 家族とかじゃないけど やっぱり無力だよね 気づいたときには遅いし 死んじゃってるし 信じられないから 信じない